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PTA活動の問題点と役員が決まらない時の依頼の仕方!

2016年10月4日

PTA活動の問題点と役員が決まらない時の依頼の仕方!

昔と違って、子どもが減っている小学校では毎年PTAの役員を決めるのも厳しいものになっています。

仕事をしていて忙しいからあまり関係ないわ、と思っている保護者の方も多いのではないでしょうか?

今回はPTAってどんな事をするの?
PTAの活動が抱える問題点や役員が決まらない時の依頼の仕方、PTA役員のメリットとデメリットなどをご紹介します。

PTAの意味

各学校で組織された、保護者と教職員による社会教育関係団体のこと。

任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠はなくすべての児童生徒のための、ボランティア活動というのが本来のあり方である。

私たち保護者は全員入らなければいけない団体、というイメージを持っていますが、実は任意加入の団体であり、脱退することも理論上はできるんです。

でも、実際はほぼ強制に近いのが現実ですよね。

私の地域は、PTA=子ども会で、子ども会の地域単位でお祭りに参加するので、PTAに入らないとお祭りに出られないことになるんです。
私の地域には「子供会会長」という役割もあります。

地域や学校によって、大変なことがありますね。

PTA活動や役員をやりたくないと言う問題点はなんでしょうか?

PTAの活動が抱える問題点

今、共働きのご家庭が多くなっています。
自分の時間を大切にしたい人が増えているなかでのPTA活動は束縛が多く、仕事は普通の会社の仕事となんら変わらないPTAの仕事を、
これからボランティアで誰がやってくれるかが問題になっています。

学校によって違いますが、保護者対抗バレーボール大会。
これは必要でしょうか?
ソフトボールのところもありました。
人数が少ない地域の人はみんなが選手です・・・。

仕事で疲れ果てているのに、夜に練習があります。
核家族の人は子供を家においていかなければいけません。

学校の目的は、保護者の親睦を深めるためだそうです。

そして地方の場合、少子化で子どももPTAも少なくなっています。
これからの女性の働き方が、注目される時代で毎年役員を決める会で

「仕事をしているので出来ません」

という声が非常に多いです。
でも、誰かがやらないといけないんです。

区や市のPTA協議会,連合会からは会議や講演会講習会への参加割り当てが強制されます。

子どもの面倒を見ながらの活動なのに夜、土日の会合もあります。
子どもを留守番させての夜の会合は、核家族が増えている今の時代に合わないと思います。

また、毎年やってくださるメンバーが決まっているところもあります。
ここで、注目されるのはやはり専業主婦、自営業、公務員の方です。

時間に余裕があると思われ、頼まれる事が多いです。

学校に子どもを預けている保護者すべてが平等に仕事を分担し、学校、PTA活動に関わっていく体制を作っていくのがこれからの課題だと思います。

PTA役員はどんなことをするの?

ボランティア活動で、学校の先生方をサポートしていくのと同時に、子供たちの学校生活もサポートしていくのがPTA役員です。

たとえば、小学校の学校行事は年間を通して多いものですが、入学式や卒業式、運動会など保護者や来賓が学校に来る時には受付や、
接待をするのはPTA役員です。

その他に、他校の式典に出席、地域のPTA連合会に参加、PTA総会、各専門委員会の委員選出、
地域の防犯パトロールなどいろいろあります。

各学校によって名称は違いますが専門委員会があり、広報活動、ベルマークの集計活動、美化活動、図書活動などがあります。
最近では人権委員会もあり学校に講師の方を招いて講演会などがあります。
その参加者を募るのもPTAの仕事なんです。
これも夜なので、出席率は悪いです。

PTAを改善したいけど出来ない理由

みんながPTAの仕事って大変って言っているのにどうしてPTAの仕事は、減らないの?

その理由は手間をかけて変えるより、「前年どおり」が無難だからです。
「子どものため」というPTAの本来の目的をわすれて、「前年どおりにやること」になっています。

なぜそうなるかというと「前年どおり」が、最も手間もリスクも少なくてすむからですね。
それと、自分の任期が終われば、小学校や中学校を卒業できるので、とりあえず
仕事をこなしていこうという感じなんです。

「それまでのやり方を変える」となると、会員みんなの合意を得るために時間や労力がかかります。
またPTA会長や本部役員は、変えるという事に敏感な人達から、苦情を受けるリスクも背負うことになります。

PTA活動について菊池桃子さんの発言に賛同

菊池桃子さんがメンバーを務める政府の「1億総活躍国民会議」での発言が大きな賛同を得ています。

特に反響があったのは子どもが入学すると、入会するかどうか意思確認をせずに自動的に会員となったり
退会の規定が決められていない学校がほとんどです。

会員になるだけでなく、
「全員が一度は役員をしましょう」といったルールや、
地域のよっては、自分の子供の数だけ役員をしましょうって言われる事もあります。

また,活動を休んだり役員を断ったりすると、
「授業参観には来るくせに」なんて言われることもあるといいます。

「任意」とあっても、「入会しない」選択は難しいのです。

そこで、菊池桃子さんが、
「任意の意味を考えた上で、手伝いたい方が仕事に支障を来さない形で参加できる仕組みに変えよう」

と、発言してくれました。

PTA役員が決まらない

PTAの役員を決める時期がくると、小学校や中学校の保護者の皆さんは頭を悩ませます。
立候補をしてくださる方がいれば、話は早いんですが、毎年立候補してくださる人がいるかは難しいですね・・・

役員を決める会で、「決まるまで帰れませんよ」
なんて、大人にこんな世界があったのか、と驚きました。

「PTA会長って男の人がするんじゃないの?」
そんな時代は終わったのかもしれません。

私の地域では、4人ぐらいで「PTA会長をやってください」って頼みに行った時代もあるそうです。
でも、こられても困るし、頼みに行くのも迷惑を考えると出来ないと言う意見も出てきています。

すんなりと決めたいけど、自分がするのはいや・・・そういう気持ちなんですね。

もう話し合いでは決める事ができなくて、くじ引き じゃんけんなどで決めている学校も多いです。

PTA役員の依頼の仕方

学校や地域によって、次の役員の人を探して依頼します。
どうやって、依頼したら快く引き受けてくれるのでしょうか?

メールや電話での依頼、人づての依頼は、できるかぎり避けて、直接相手に会って、誠意をもって依頼しましょう。
無責任に依頼をしているのではないことを、相手に知ってもらう事が大事です。

依頼をするときに、その人が適任だと思った理由を伝えましょう。
私はあなたを信頼しているからと伝えましょう。相手も自信がついて、引き受けやすくなります。

相手の選択肢も考えましょう。

「無理だったら、断ってくれても大丈夫」、「困ったら、力になります」という態度で頼まれると、
逆に断りにくくなるのではないでしょうか?

「どうしてもお願い!」と強引に頼まれるより「やってもいいかな」と思ってもらえるかもしれませんね。

PTA役員のメリットとデメリット

メリットは?

お母さん同士で友達を作るきっかけになります。
学校に足を運ぶことで子供の様子を知ることができます。
同級生の名前や顔がわかることで、交友関係についてもわかります。

デメリットは?

聞きたくもない噂話や人を中傷する人が必ずいる。
仕事を休まなくてはいけない時がある
仕切りたがりのリーダーがいてあれこれ指示だけ出して自分は何もしない人がいた。
仕事や家事に支障が出る。

終わりに

何に対してもメリット デメリットがあるのは仕方のないことですが、
仕事を持つお母さんが多いからこそ、PTA役員や専門委員の数を
増やして個人の負担を少なくしようという意見があります。
昔のやり方を少しずつでも改善して、
PTAが「イヤだな」ではなく「それなら私もできそう」というPTAにしていきたいものです。

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