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熊対策 登山など熊との距離によって対策も違うので詳しくご紹介

2016年6月18日

熊対策 登山など熊との距離によって対策も違うので詳しくご紹介

熊の出没でこわい目にあっている方も増えています。

もし、熊に遭遇したらどうすべきなのか、、熊との距離によって対策が異なります。

熊との距離100mの場合
熊との距離20~50mの場合など
また熊が突進してきたらどうするのか?

今回は登山をする時などの熊の対策法を詳しくご紹介しますので、
キャンプや、タケノコ、山菜とりにもご参考になさって頂ければ
と思います。

熊対策について

よく鈴を鳴らすと熊の方が逃げるといいますが、今の日本では効き目がありません。
すごい山奥なら別ですが、人に慣れている熊は「人間=えさを持っている」
と学習していますので鈴は逆効果です。

もし熊と遭遇したら目をそらしてはいけません。
それも睨まないよう、攻撃するぞ!
と熊に誤解されないように注意しましょう。
目をそらさないのは、熊にスキを見せないためです。

次に、ゆっくり目をそらさずに後ずさりしましょう
威嚇だけの場合だと深追いはしてきません。
その間に、ゆっくり少しずつポケットの中の物を小物を捨てて、熊の注意をそらしましょう
逃げる時に、小物がなければ服を脱いで捨てていく方法もあります。
熊が服のほうに意識が向きます。

木に登るのもいいです。よく熊は木登りが上手だからやってはいけないと言いますが、威嚇目的だとまず熊は登ってきません。
ちょっと揺らすぐらいで、立ち去ります。でも、木を選ぶときはしっかりした木を選びましょう。
揺らされて落ちたら・・・。

腕の力でも足の速さでも、熊には絶対にかないません。
小さなナイフでは、落ち着いて最初に致命傷を負わすことができない限り無駄でしょう。
素人が熊に致命傷を負わせられる確率は、1%程度です。
北海道では、人間の味を知った熊は生涯人間を食べ続けると言われています。

熊に遭遇する時期はいつ?

晩秋から初春にかけて熊の越冬穴を見つけたら速やかに立ち去りましょう。
若い植林地でも、大木の切り株や倒木が残るような所で大熊が越冬しています。
越冬中でも暖かい日には目を覚ましている事もあるので注意しましょう。

山菜狩り

人間の好きな山菜は熊も大好物です。
春から初夏の山菜狩りの人が熊に襲われる事故が一番多いです。

登山中 熊に遭遇したら?

熊との距離100mの場合

クマがこちらに気付いていない
気付かれないように、その場から離れましょう。
クマがこちらを見た!気付いているがこちらを無視している
クマの様子をみながら、静かにゆっくりと、背中を向けずにその場から離れましょう。

熊がゆっくりと近づいてくる場合

人間だということを知らずに来ている可能性があるので、
クマに人間だということを知らせるため、石や高いところに上がり、
大きく腕をふりながら、穏やかに声をかけましょう。

もし熊が接近をやめない場合、興味本位で近づいている可能性もあります。
車内や屋内、なければ木の上などに退避しましょう。
さらに距離が50m以内でクマが明らかに人を意識しながら近づいてくる場合逃げ場がなく、逃げ切れそうになければ、強気に対応しましょう。

大きな声と音をたてて威嚇しましょう。
2人以上いるときは、まとまって行動しましょう。

子グマには近づかない!

必ず近く親がいます。近づけば、我が子を守るために母グマが突進してくることになります。
子グマに近づくのは絶対にやめましょう。

熊との距離20~50mの場合

熊がのっそりと立ち上がった・・・
熊が ひょっこり出てきた場合・・・

あわてずにゆっくり両腕を上げてふり、穏やかに話かけながら、熊との間に立ち木などを置いて静かに移動しましょう。
熊が立ち上がり、または四つんばいのまま、鼻をヒクヒクさせる行動は、相手を確認するためのものです。

どうしてもクマが立ち去らない場合

立ち去らない理由があるかもしれません。
子グマやシカの死体などがないか、付近を冷静に観察し、ゆっくり離れましょう。
急な動きは熊を興奮させるので避けましょう。
こちらがいつまでも動かずにいると、敵対行動と受け取られる可能性があります。

熊との距離20m以内の場合

驚きますが落ち着いて。静かに。走らない!
とにかく、突発的に走って逃げるとか、大声でわめくような行動は、
ただでさえびっくりしている熊を怯えさせ、
ストレスのあまり攻撃に移らせる可能性があります。
落ち着いて。静かに。走らないで!

すぐそばに立木などを探し、出来る事なら熊との間にそれを置いて静かに移動します。

ほとんどの場合、唖然として立ちすくむと、とたんに、熊が全速力で逃げていきます。

人間が走って逃げると・・・?
ヒグマは素早く動くものに反応します。
あなたが走って逃げると後を追いかけてくるかもしれません。
ちなみに、ヒグマは時速60kmで走ることができます。

熊がこちらに突進してきたら

威嚇突進の場合があります。
まず落ち着きましょう。突進の多くは、威嚇突進行動です。

熊は相手に突進しても途中で止まって、激しく地面を叩くなどした後に、後退する事が多いのです。
この場合、穏やかに声をかけながら、熊との間に何か障害物を置いてゆっくり後ろにさがっていきましょう。

 

熊撃退スプレーの効果と使い方

このスプレーの中身はアカトウガラシのカプサイシンというエキスです。
これは目や鼻、のどだけでなく、脇の下などの柔らかい皮膚にも、きわめて強い刺激を与えます。

効果は絶大で、これを浴びるとクマは大声で叫ぶほどです。
人間も一緒に浴びてしまった場合、半日は人間生活をできません。
浴びてしまったらすぐに水で洗いましょう。
エキスは水溶性なのですぐにとれます。

そのままでも、熊も人間も死ぬ事はないです。

ただし、このスプレーは5メートル以内しか届かず、連続で5秒しか出ません。
怒涛のように走ってくる熊との距離を見定めることは非常に困難です。
これは、よほどの練習が必要だと思います・・・。

熊の弱点は鼻だ!

熊の突進が止まらず3~4mの距離まで迫ってきて
クマ撃退スプレーを使う場合、クマの目と鼻をめがけて、一気に噴射します。

視力はあまり良くないようで、熊以外に鹿や猪もそうですが、大木や大きな石に背を付けて動かずにいるとたいした距離でないにもかかわらず見えないようです。

猟場では出来るだけそのような場所で待ち伏せして、近くまでおびき寄せて射獲します。

熊から逃げる方法

熊は下り坂を走るのが苦手なので、逃げる時は坂道を下りながら逃げてください。

よく聞いたことがある死んだふりですが、クマは死肉でも食べます。
死んだふりをしていても噛みついたり、爪で引っかいたりするので、死んだふりをしていると本当に死んでしまいます

熊は火を怖がるの?

ツキノワグマもヒグマも火を怖がりません。
キャンプなどで火をたいても追い払う効果はないです。

終わりに

熊による攻撃で致命傷となっているのは、後頭部から頚部に集中しているということです。
命を守るためには体をまるめ、両手を後ろに組んで後頭部から頚部、腹部を守ります。
もしも 熊に出会ってしまったら
あわてない!さわがない!走って逃げない!抵抗しない!
冷静に落ち着いて逃げるタイミングを探しましょう。

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